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授業での学習者の意見表出には拍手はいらないということ、模擬授業の学習者は子供の役なんて出来るはずが無いということ。


学部2年生の授業で、「[模擬]授業をするにあたって」というレジュメを配り、それに対して疑問、反論などをディスカッションさせ、その後提出してもらった質問、意見等に回答したものをアップした。


世にある模擬授業(うちの大学では、たくさんの人が小学校教諭を目指している)では、模擬授業の学習者は、ほとんど子供を演じる。しかし、その演じた学習者を相手に授業をして、効果があるのだろうか?だいたい、大学生が小学生の役を演じるコトなんて、不可能だ。小学生の時に「分からなかったこと」「つまずいたこと」なんて、大学生になれば、わすれてしまう。もし、覚えているのだったら、素晴らしい教師になれる。しかしほとんどの人が忘れているのだから、それをケアできず、授業に苦労している。


学習者が意見を表出したときに、拍手をする。「よく発表できましたね。」という気持ちなのかもしれない。拍手はあっていいが、拍手して終わりの「意見表出」しか見ない。いやいや、せっかく意見や「回答」を出したのだから、それに対する授業者からの「評価」がなければ「学び」にならないよ。


なんて言うことを話している。他にもいろんなことに触れている。このことをしっかりと分からせないと、「茶番劇」とも言える模擬授業になってしまう。

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directed by 片桐史裕

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