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弁護士出前講座(教員の労働契約と学校における訴訟)

新潟県弁護士会にお願いして、糸魚川ひまわり基金法律事務所の備酒貴也弁護士に来ていただき、学部2年生へお話をしていただいた。「教育実践基礎論」の授業履修者を中心に、私のゼミからも参加した。


私もそうだったのだが、教員は、自分の労働契約に関して、ほとんどよくわからないまま仕事をしている。どこまでが業務で、どこまでがそうではないのか。言われたままに、または、自分で仕事を作って、契約以上の仕事をしている可能性がある。いや、教育公務員は「契約」という概念がないのかもしれない。かなりグレーな感じで働いているから、「定額働かせ放題」という語も出現している。

そんな法律的なこともわからないまま、自分は高校教師を辞めたので、これから公立学校に勤める学部生にその意識を持ってもらいたいと思って、専門家から話をしてもらった。


備酒弁護士は、学校のいじめ問題等を専門にしているスクールロイヤーなので、学校の内情をよく御存じだ。そんな専門家の話を学生たちは聞き入っていた。


学校という職場は管理職権限が強いところで、管理職がOKと言えば、OKになる部分があるが、「いや、それってNGでしょ?」と言える法律知識をこれからの教師は持ってほしいし、そうすることで、「ブラック」と言われる職場環境の改善に繋がってほしい。


毎年お話を聞く機会を作ろうと思った。

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directed by 片桐史裕

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